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メニューの考案について

新メニューを考案しています。

 

以前にもこちらのブログに書きましたが、新しく料理を考えるのは実に難しいものです。というのは、カジュアルな料理、スタンダードな料理にとなればそれほど考えることなくメニューは作れます。そういった料理自体、もともと出来上がっているものだからです。それだけで既に完成されているものなので、下手な事ができないのです。決まったセオリー、決まった組み合わせ、決まった調理法です。

例えば天ぷらがあります。天ぷらは季節の食材に衣をつけて揚げる料理です。季節の食材に衣をつけてソテーしてしまったらこれは天ぷらにはなりません。そういったことです。

 

そうかといってスタンダードな料理が簡単かというとそういうわけではありません。逆にこの手の料理はごまかしが効かない。誰もが知っているものであればこそ、食材を選別する目や、的確な調理が求められるのです。天ぷらなのにカラっと揚がっていないのではその価値がありません。

 

 

新しく料理を考えるのは難しいと書きました。僕の言う新しい料理というのはクリエイティブな料理のことです。スタンダードなよくある料理ではなく、食材の組み合わせや調理の仕方が斬新なものです。

V2 TOKYO LOUNGEの東京キュイジーヌという料理のコンセプトはどちらかといえば後者に当たります。よくある料理ではなく、東京ならではの料理。こういった料理は本当に考えるのが難しいのです。

 

奇をてらった物にすればなかなか美味しいものはできあがりません。美味しさだけ追求してしまうと、結局はスタンダードな料理になってしまいます。そのさじ加減のむずかしさといったら。いつも新しいものは考えてはいますが、美味しさや見た目の美しさは忘れてはいけないのです。

 

今回のメニューも若干迷宮入りしてしまいそうです。お客様が求めていること、新しさ、コンセプト、価格、味。その他にもいろいろな要素があります。いろいろバランスを取りながら料理を考えなければなりません。頭はどんどん硬くなっていくばかりです。うーん。


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